さてさて。
取材のお仕事で、メイドカフェさんに行ってきました。
メイドカフェとは何ぞや? と言いますと・・・メイドさんがお迎えしてくれる喫茶店ですな(解説の意味なし)。
なんといいますか、普通の喫茶店がお茶やくつろぎの時間を第一に置いているとしたら、メイド服に身を包んだ女の子が第一じゃい、というのがメイドカフェ。
コーヒーやサンドイッチなんぞ刺身のツマ! 女子供は先に逃げろ!
ワシは艦と運命を共にする! という喫茶店です。
僕はいままでこういうお店には行ったことがなかったのですが、行ってみなければわからないことも多いですなあ。
まず意外だったのは、どこも大好評ということ。え、こんなに有名だったの? ってくらい。
確かにテレビや雑誌に紹介されることが多い注目(?)の業界ですが、実際に訪れるファンがこんなにいるなんて。
侮れません。
また、お客さんたちが明るいのも僕にとっては意外(すみません)。
もっと静かっつうか、ねえ。もっと静かに、女の子たちをじーっと見ながらお茶してるのかと思ってました(本当にすみません)。
アキバ系って言われる人たちも、明るいじゃないですか。
侮れません。
普通の喫茶店と違って「お店の人と話す」というのは基本サービスのようですし、お店のほうでもいろいろ工夫してるみたいですね。
店員さん(メイドさん)もニコニコしてて入りやすいし・・・こんちはー。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
・・・・・・
「お帰り」? 「ご主人」?
・・・・・・侮れません。
なんつうか、一部の人にとってはすごい直球のサービスですな。
まったく遊びがなく、急所だけを突いてくる。
マシンガンじゃなくて、心臓だけを狙ってくる狙撃です。
初めのうちはみんなびっくりするんだろうけど、2度、3度と通ううちにメイドカフェが忘れられなくなるのでしょうなあ(俺は初回から馴染んでたぜ! って人もいるかも)。
とにかく、なんというか、ちょっとだけ偏見が減りました。
見方を変えれば、飲み屋やキャバクラで英気を養うお父さんたちとそう変わらないのかもしれません。
今日もまた、ご主人様たちはメイドカフェに「帰って」、浮世の疲れを癒しているのでしょう。
世界の明日を支えるため、頑張れご主人様。頑張れメイドさん。
オチはありませんよご主人様(ちなみに、女性客は「お嬢様」らしいです)。