先日、古本屋で桜玉吉さんの「しあわせのかたち」全5巻と鈴木みそさんの「あんたっちゃぶる」全4巻が売っていました。
もともと大好きな作品の上、1冊100円という安さにも惹かれて即購入。
久々に読み返しましたが、やっぱ面白いですね。
この2作は、かつて「ファミコン通信」で人気を博した連載漫画です。
共にゲームを題材としていますが、「しあわせのかたち」がゲームを題材にしたパロディギャグ漫画なのに対し、「あんたっちゃぶる」はゲーム業界の仕組みや裏側に迫る、毒舌ギャグをまじえたルポ漫画です。
それぞれ、方向性は違うんですが、脱線もしばしば。
「しあわせ〜」には作者・桜玉吉さんの日常や、マニアックな趣味(怪獣とか)がたくさん出てきますし、「あんたっちゃぶる」も鈴木みそさんの夜遊びやら、突拍子も無い潜入ルポ(ゲテモノ料理、目黒寄生虫館など)がちょくちょく登場しますし。
2作に共通してるのは、作者の趣味や個性が前面に出てるという事でしょうか。
ファミコン誌でありながら、ファミコンに関係の無い漫画が平気で掲載されるアナーキーさが、「しあわせ〜」「あんた〜」の面白さ、そして「ファミコン通信」自体の面白さにつながっていたのかもしれません。
かつて、「コロコロコミック」や「コミックボンボン」に連載されていた作品のような、
機会があれば是非、ご一読ください。