ハットリスです。
先日、中古ゲームショップに行くと、PSソフト
「学校であった怖い話S」が売っていました。
価格は11300円。定価のおよそ倍額です。
確かに希少価値の高い作品ですし、ネットではもっと高く取引されているところもあるようなのですが・・・
「学校であった怖い話S」はパンドラボックスというゲーム会社の作品(発売元はバンプレスト)。
SFC「学校であった怖い話」の続編で、学校の七不思議をテーマにしたサウンドノベル式ホラーゲームです。
シナリオの追加や画像の変更はあるものの、基本的なシステムはそのままですが、元々のシステム、シナリオがよくできていましたから、良い意味でのマイナーチェンジととらえるべき良作だと言えると思います。
ただ、このソフトの価格が高騰しているのは、作品の良し悪し以上に、出回っている数が少ない事が要因でしょう。
そもそもパンドラボックスの飯島健男氏は「学校〜」の後、1980円という安価なソフト「パンドラMAX」シリーズを作っていた方。
当時のゲーム雑誌で「現在のゲーム価格ははたして正当なのか?業界から嫌われても、安い価格で良質なゲームを作りたい。」という主旨のコメントをしていたのを覚えています。
安価なソフトシリーズの売り上げ不振もあってか、パンドラボックスは休止してしまいました。
結果として「学校〜S」の価格高騰の一因になってしまった事と、その後、D3パブリッシャーズの安価な「SIMPLE」シリーズが支持を得ている事は皮肉な感じがします。
「学校であった怖い話S」は良作ですし、SFC「学校〜」の定価が
11800円だったことを考えれば、高い、安いは人それぞれです。
でも、ゲームソフトの良作が、単に希少なゆえにコレクターズアイテムと化してしまうのは、非常に残念です。
「学校であった怖い話S」を含め、遊び応えのあるゲームソフトが復刻されれば良いのになぁ、とショップを出ながら思っていまいました。
追記ちなみに飯島健男氏は、現在、飯島多紀哉と改名して活動を再開され、サスペンスホラーゲーム「四八(しじゅうはち)」というゲームを製作されているそうです。
「学校〜」でも定評のあったシナリオを手がけられた飯島氏なので、今度も良質なホラーを作ってくれるのでは、と今から楽しみです。
posted by ワイルドガンマンズ at 23:17|
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