掃除をしてたらファミコンの説明書をいくつか見つけました。
読み返してみると忘れてた設定も結構あって面白いですね。
そんな説明書の中、目に留まったのが「スパイVSスパイ」の説明書です。
「スパイVSスパイ」といえばケムコから発売された対戦アクションゲーム。
対戦といっても、ただ相手と格闘するだけでなく、罠にはめたり、アイテムを奪って逃げたりと、スパイらしく少々ズルイ戦術も重要でした。
特に対人プレイが白熱する良作だったんですが・・・説明書の中身というと全く覚えていません。
キャラ設定はもちろん、彼らスパイが一体何を奪い合っていたのかも・・・というわけで説明書から設定を抜粋してみます。
ゲーム背景
「ゲーム界の大元締“ジンテンドウ”が、新型のディスクシステムの開発にせいこうした。ゲームメーカーのケムコはヘッケルを、トムコはジャッケルをスパイとして送り込むことを計画した。きみはスパイとなり頭をつかいながら、有効にワナをしかけて敵より早く、設計図・パスポート・お金・カギを発見し、カバンにつめて脱出しなければならない」
キャラクター
ケムコ特命スパイ「ヘッケル」
(注:1P用キャラ)
・身長 1m20cm
・体重 25kg
・服の色 白
・目の色 ダークブルー
・性格 冷静沈着、ネアカ
・特技 ファミコン 射撃ゲーム
トムコ特命スパイ「ジャッケル」
(注:2PおよびCPU用キャラ)
・身長 1m18cm
・体重 30kg
・服の色 黒
・目の色 ブラウン
・性格 ハードボイルド
・特技 早寝・早起き
いやぁ、忘れていた設定が目白押しですね。
まず、スパイの目的が「新型のディスクシステム」だということ。
しかも設計図を盗む相手はジンテンドウ。
「スパイVSスパイ」のファミコン版、任天堂のディスクシステムの発売が共に1986年であるあたりに、単なるゲームの設定では無い生臭さを感じます。
もちろん、ゲームはあくまで「ジンテンドウ」で、任天堂とは関係ないんですが、それならそれで「ケムコ」が実名なのが気になります。
堂々とスパイ送っちゃってますが良いんでしょうか。
昔のジャンプ漫画に出てくる、「集英組」「集英会」という名前のヤクザみたいなノリなんでしょうか。
スパイ達が盗み出すアイテムですが、設計図とカギはともかく、パスポートがあるのはおかしいんじゃないでしょうか。
ジンテンドウは偽造パスポートまで作ってる、悪い会社なんでしょうか。
あと、お金を盗んじゃうのもいただけません。
明らかに新型ディスクシステムと関係ないですし。
あるいは開発費用に困ってやったのかもしれませんが、スパイが金まで盗んだら単なる泥棒です。
まあ、結果的には
良かったね、ケムコ。
・・・なんて、色々勝手なことを書きましたが、あくまで僕が説明書に茶々を入れただけ。
「スパイVSスパイ」のゲーム自体は良作ですよ。
機会があったら是非プレイしていただきたい作品です。
ファミコンの説明書って、当時は捨てたり失くしたりと、あまり大事にしてなかった気がします。
今みたいにCD、DVDロム型ケースと違って保存しづらかったですし。
皆さんもファミコンの説明書がお手元にあったら、読み返してはいかがですか?
中には、
それでは。