2009年12月28日

どういう意味の「伝説」なのか

ハットリスです。

2010年2月11日に「ドラゴンボールDS2突撃!レッドリボン軍」というソフトが発売されるそうです。
前作に続いてサイヤ人以前のお話のようですが、問題はこのソフトのおまけ。

ドラゴンボールのファミコンソフト第1作「ドラゴンボール 神龍の謎」が収録されているのです。

公式サイトはこちら(音声が出るのでご注意ください)
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ds_dragonball_2/

あの伝説のゲーム「ドラゴンボール 神龍の謎」を本ソフトの中にまるごと完全収録!!
なんと1986年に発売されたアクション「ドラゴンボール 神龍の謎」が、ゲームを始めてすぐにプレイできる!!
なつかしい映像と手ごたえのあるアクションを味わおう!!
(原文ママ)

どうやら僕の知らないうちに「伝説」になってしまったようです。
世の中、言ったもん勝ちなのでしょうか。

まぁ、何をもって「伝説」なのか明言されてませんし、もしかしたらマイナスベクトルの「伝説」を言ってるかもしれないので否定することもできませんが。

後半の「手ごたえのあるアクション」というところには、広報さんの苦心と良心が感じられて味わい深いです。

しかし、20世紀を知らない子供たちに今更「神龍の謎」を遊ばせる意味はあるのでしょうか。
普通、おまけってもらって嬉しいものを付けるはずなのですが。

バンダイ(ナムコゲームス)さんは、どんな意図で「神龍の謎」を収録したのでしょうか。
「ほら、僕たちはこのソフトで君たちのパパから搾取したんだよ」と教えたいのでしょうか。
ゲームを通じて、父と子の共通の話題ができるという意味では微笑ましくもありますが。

グラフィックに優れた最新のドラゴンボールを遊んでいるチビッコが、はたして、団子が連なった龍をシェンロンと思い込めるでしょうか?
リアルタイムで遊んでいた僕でさえ抵抗あったのに。

悟空が何もしてなくても体力が減っていく、というシステムは理解できるでしょうか。
「そっか。悟空の『腹が減って力が出ねぇ』を再現しようとしてるんだな」と好意的に解釈してくれる坊ちゃんはいるのでしょうか。

「神龍の謎」がおまけというテレビCMを見た瞬間、色々なことが気になりました。

あ、でも、僕は「神龍の謎」って世に言われているほどクソゲーだとは思いません。
ここまで散々書いてきてなんですが。

クソゲーって、ただつまらない、難しいソフトを呼ぶものではなく、ゲームとして成立してないものを呼ぶものじゃないかと思います。

難易度はかなり高めですがクリアができないこともないようですし、会話シーンがあったりと、「神龍の謎」はそれなりに作られている作品のような気がします。

大人気のドラゴンボールが原作、という期待との落差で過剰にクソゲーと呼ばれているんじゃないでしょうか。

もちろん、良ゲーとまでは言いません。
ただ、世の中には何の期待も背負ってないのにクソゲー、という作品も存在するのです。
ナチュラルボーン・クソゲーとでも言いましょうか。

「『神龍の謎』買えば良かった。『スーパーモンキー大冒険』買うくらいなら

幼少期のトラウマとともに、さようなら。
posted by ハットリス at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミコンとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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