マスク1号です。
今年初めて書いています。いまさらですが、本年もよろしくお願いいたします。
さてさて、僕は今年もフリーマーケットに通ったりしているわけですが、そこで100円で買ってきました「プロジェクト・ミネルヴァ」。ご存知のとおり、昨年末にお笑い芸人の陣内とものりさんと結婚した藤原紀香さんが主役を務められたゲームです。
まあ正直、藤原さんにも陣内さんにもさほど興味はないわけですが、100円なら、ということで購入。
さっそくゲームスタート。ストーリーは、紀香さん(キャラの名前はアリシア)たちが所属する特殊部隊が、軍事用アンドロイドを製造する巨大企業ミネルヴァ社に立ち向かうというものらしいです。んでもって、そのミネルヴァ社はアリシアの兄を殺害した疑惑もあるとのこと。なるほどなるほど。ありがちですが、まあ舞台は整っていると言えましょう。
で、いくつか任務をこなしていきます。敵は本当にすべてアンドロイドなんですね。人間は味方のみです。
そうそう、言い忘れましたが、プロジェクト・ミネルヴァでは味方キャラクターたちに指示を出すことができまして。3人×3チーム、計9人の仲間に対して「攻撃」と「索敵」を指示しておくのです。
まあ、キャラクターたちは正直賢くないので、敵の攻撃に対して回避もせずに正面から撃ちまくったり、フィールドの端っこの、それ以上は進めない虚空に向かってシャカシャカ走ったりもするのですが。
今どきこんなに頭の悪いAIを楽しめるなんて素敵ですね。あー、思い出すなあ。僕はもちろんのこと、全国の子供たちにAIという言葉への不信感を植え付けた彼らのことを。
ラスボスにザラキはないよなあ。万が一、それで倒されても困るし。単体なんだからせめてザキだよなあ(それ以前の話ですが)。だいたい、回復よりも即死魔法を優先する神官って、どんな邪教の徒ですか。
・・・閑話休題。ミネルヴァですね。まあ、仲間たちはたまーに役に立つので、そんときは棚からぼた餅みたいな気分で喜びつつ、基本は1人で戦っていきます。
ステージは森林や砂地、工場地帯など、それなりに変化がありますが、ストーリー性がないのでぶっちゃけすぐに飽きます。たまに短いムービーも出ますが、ストーリーは主に画面に出る長文で一気に説明されます。
読みづらい文章によると、実はアリシア(紀香)の父親はミネルヴァ社の関係者で、兄はそのためにミネルヴァ社の野望を砕くことにこだわっていたとかなんとか。
なんでしょう、この感覚。自分で作ったエディット面で遊んでる感じでしょうか? で、ストーリーや設定に関しては「これ読んどいて」って紙の束を渡されたような。ゲームが進んでも敵の数が増えたりするだけでステージも代わり映えしないですしね。
ムービー偏重のゲーム界に一石を投じたのだとしたら、ちょっとやりすぎですぜ! 一石が勢いあまって隣家の窓ガラス割っちゃってます。
まあ、100円だからいいのですが。
ただ、戦って経験を積んでいくと買える武器が増えるので、揃える楽しみはちょっとあるかもしれません。100円にしてはいいのではないでしょうか。
裏面には定価6800円と書いてありますが、ハハハご冗談を。ハハハ!(被害者の無念を思い落涙しながら)。
で、結局、淡々とゲームを進めていくと、ミネルヴァ社の本部に突撃することに。
やたら長いだけで同じ光景が続くビル内を進んでいくと、ミネルヴァ社のコンピュータ?のコア(核)にたどり着きました。
一応、これがラスボスと言いますか最後の戦いなのですが、今までどおり雑魚アンドロイドが大量に出てくるだけ。ラストバトルらしく雑魚はすごくたくさんおりますが、コアとされるコンピュータは何もしません。ただ撃たれるのみ。
まあ、そうですよね。コアが自分で動いたり、特殊な攻撃をしてくるはずがありません。これは兵器ではなく、ミネルヴァ社の奥に置かれたコンピュータなのですから・・・。
普通のゲームならビームを撃ってきたり、触手のようなもので殴ってきたりするのでしょうけど、ミネルヴァ社のコアはそんなことしません。だって、コンピュータなのですから・・・たとえ盛り上がらなくても、これこそが、正しい姿なのですから・・・。うっ(嗚咽)。
大量に出てくる雑魚から逃げつつコンピュータを壊すだけ、という寂しい戦いでゲーム終了。
とうとう、ゲーム前半からお馴染みだった雑魚アンドロイドしか出現せずに終わりました。
アリシアの父親? そんなもんはとうとう最後まで出ません。
そんなわけで、大した盛り上がりもなく終わったプロジェクト・ミネルヴァ。当然ながら、名作とはとても言えません。
ただ、いわゆるクソゲーというほどでもないのですよ。それもまた悔しかったりするのですけどね。「ワハハ、こいつはとんでもない駄作を体験してしまったぜ!」というような喜びもなく、それなりにまとまっているのです。
それでも暇つぶし程度にはなりますし、ビームサーベルなどの面白武器が追加された「プロフェッショナル」バージョンがSIMPLE2000シリーズでも出ているようですので、安ければ手にとられるのもいいかもしれません。はじめから2000円だったら、世間の評価も変わっていたかもしれませんね。
D3パブリッシャーさんの罪は、いつもの感じでゲームを作ったのに、藤原紀香さんを起用したというだけで4800円を上乗せしたことでしょうか。
安価で買えばそれなりに遊べるクオリティ。それを定価で買わされてしまったゲーム同志に思いを馳せながら遊ぶというのも、ひとつの供養になるかもしれません。
あと最後に、ちょっとした疑問をば。ゲーム中の紀香さん(アリシア)って目が小さくて頬骨が大きくて、別に紀香さんのファンではない僕から見ても、本物のほうがきれいなのですが・・・。
CGは自由に作れるわけですし、普通は少し美化するか、せめてそっくりに作りますよねえ。わざわざ怖い顔でCG化する意図がわかりません。ご本人や事務所から苦情は出なかったのでしょうか。
それに、敵はすべてアンドロイドという設定なのに、こちらの銃撃をヘルメットに食らって倒れると、脳震盪を起こしたように頭を振りながら起き上がってくるのです。えらく人間味があるのですが、もしかして、途中までは人間相手に戦う別のゲームとして制作していたとか? SIMPLE2000シリーズのつもりで作っていて、そこにあとから紀香さんの企画が乗っかったとか?
全体に流れる適当テイストに、いろいろな疑問がわきあがってきてしまうのでございました。
でも、駄作を体験したという強いショックもないんだよなあ(以下繰り返し)。
本年一発目の紹介が中途半端なゲームで恐縮ですが、それではまたー。
2007年01月28日
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ああ・・・そうなんですかー。大変なんですな藤原さん。
まあ彼女のことはよく知りませんし、ゲームとは無関係っぽいですが、ともあれコメントありがとうございました。