今回は王国暦431年9日からはじまります。
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王国暦431年9日
チホ(ランク外・6歳)からデートの誘いが!
しかし、僕には現在、クレッセント(31歳・女・親衛隊員:ちなみにオルルド王国での成人は6歳)という恋人がいるのだが・・・
チホ「明日デートしない?」
僕「うん、いいよ」
すまん、クレッセント・・・
王国暦431年10日
ハル広場東で待ち合わせ。
少し早めに行って待っていると、彼女がやってくる。
デート場所は黒の港。
僕「君は素敵だね」
チホ「ありがとう」
海を見つめながら、若い2人が愛を語らう。良いじゃないか!
彼女とは慎重に愛を育んでいきたいな。
とりあえず、デート終了後、明日のデートの約束も取り付ける。
その晩、誰もいないユリウスオルグで訓練に励む。
明日はランキング最終戦なので、とりこぼさないよう特訓していたのだ。
すると、
「おーい」
誰かが呼ぶ声がするので振り返ると、そこには恰幅の良い中年男性、シュー(16歳・既婚)の姿が。
こんな時間に一体なんだ?
はっ!
彼もまたピートオルグのDランカー。しかも、僕の明日の対戦相手ではないか。
偵察?それとも宣戦布告?
シュー「恋人いるんですか?」
僕「・・・はい、います。」
シュー、帰る。
王国暦431年11日
今日もチホとデート。
しかし正直、上の空。
今日の試合の事が気になって仕方がないのだ。
チホは無邪気にデートを楽しんでいる。
既婚者の男が恋敵とも知らず。
待っててくれ、チホ。
君は何も知らなくて良いんだよ。僕が今日の試合さえ乗り切りさえすれば、全て上手く行く話なんだから。
デート終了後、闘技場でシューとランキング最終戦に向かう。
すでに5戦中4勝しているため、Cランクにあがるためだけなら今日の試合は勝たなくても良い。単なる消化試合だ。
しかし、今日の試合は僕の将来のための試合だ。
僕の恋人が、年下の可愛い彼女になるか、年上のツヤツヤした既婚男性になるかは今日の試合にかかっているのだ。
シューは年上だけあって、僕よりは経験、能力は上だ。しかし、絶対に負けん!
食らえ、つばめ返し!
・・・・・・・・勝利!
やったぞ、チホ!僕達の幸せは守ったぞ!
ちなみに、ユリウスオルグの晩以来、シューに恋人について聞かれる事は無くなった。
王国暦431年14日
今日もチホとデート。
バスの浜で楽しい一時を過ごす。
その帰り道、クレッセントと遭遇。
気まずかったが、無視するわけにもいかず声をかけると、意外に元気そうだった。
チホの事も特に追及されなかった。彼女は僕の事を怒っていないのか?
王国暦431年16日
自宅にクレッセントがやって来て、「明日、デートしない」 と言ってくる。突然の訪問に戸惑うが、都合が悪いと言って断った。やっぱり、チホとの事を怒っているのだろうか。
王国の中央部であるシズニの丘に行くと、セシリア女王杯のトーナメント表を見る事ができた。
そういえば、僕はクレッセントに賭けていたんだった。結果を調べると・・・
彼女は13日、準々決勝で敗退していた。考えてみれば、クレッセントの応援に一度も行ってなかったな・・・
王国暦431年17日
毎朝恒例、今日の行事のお知らせ。
軽やかな音楽とともに、天使が一日の行事を教えてくれる。
すると・・・
ペッポッパッポッポポ
「ミナト南のクレッセントが危篤です。」
!?
つづく



