マスク1号が中古で「スーパーリアルベースボール」を買ってきました。
1988年に発売されたこのゲームは、登場する球団、選手が実名であるのみならず、「BIG EGG」東京ドームまでもが実名という、タイトルに違わぬリアルな作りになっています。
考えてみれば、発売元のVAPは日本テレビのグループ会社ですから、リアルにこだわるのも当然かもしれません。しかもVAPはあの「元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険」を発売した事でもおなじみ、という事でゲーム性にもある意味で期待が持てます。
ゲームスタート。
チームは巨人、中日、広島、ヤクルト、大洋、阪神、西武、日本ハム、ロッテ、近鉄、南海、阪急の全12球団。所々、物悲しい名前が並んでいるのも実名のリアルさゆえでしょうか。
プレイヤーの僕は巨人、対戦相手は西武を選択。
この当時の巨人の選手は、桑田、原、吉村、クロマティ、中畑、篠塚、駒田、山倉、ガリクソン、鹿取など。一方、西武の選手は清原、秋山、石毛、辻、伊東、平野、工藤、東尾、郭、松沼兄弟などなど。
巨人は王監督、西武は森監督の黄金時代、桑田・清原のKK対決など見所の多い両チームですが、個人的には、コロコロコミック連載「かっとばせ!キヨハラくん」のレギュラーキャラばかりという事で、野球に疎い僕にもとても馴染み深い面々です。
スコアボードも両チームの選手名だけでなく主審、塁審の名前まで載っています。ファミコン当時には無いリアルさです(ここだけは)。
巨人対西武。
1回の表、攻撃は巨人。
東京ドームなのに。
ま、野球ゲームなので1Pが先攻なのはご愛嬌。
西武先発は工藤。キャッチャーは伊東。
巨人所属、200勝左腕、42歳現役投手となった工藤と監督として昨年、西武を日本一へと導いた伊東。
今考えると豪華なバッテリーです。
対する巨人、先頭バッターは駒田。
巨人→横浜→解説者→楽天コーチ→楽天二軍コーチと転身を続ける駒田。頑張って欲しいです。
ピッチャー工藤、第一球、投げました!
157キロ。
いきなり松坂越え。
僕は野球に詳しく無いので知りませんでしたが、工藤さんは松坂大輔など相手にならない怪物だったようです。
ま、工藤さんは今も巨人で現役を続ける200勝左腕ですし、伊東さんはかつて日本一のキャッチャーと言われ、監督としても西武を日本一に導いた方。
若い工藤投手が伊東捕手のリードを受ければ、きっと球速が10キロくらいあがるのも当然なのでしょう。
ピッチャー工藤、振りかぶって第二球、投げました!
157キロ。
カキン!
あっさり当てちゃう駒田。
さすが満塁男。1回の先頭バッターだけど。
ただ、この「スーパーリアルベースボール」はボールの高低差も
駒田もあえなくショートゴロ。ショート、一塁に送球。アウト。
ビイィィィィィ!!
すわ!何事か!!と思うようなけたたましいブザー音。
その音の激しさはアウトになる事が憂鬱になりそうなほど。
嫌でもシュアなバッティングを心がけたくなります。
2番鴻野、3番クロマティも工藤の剛速球の前に凡退。3アウトチェンジ。
1回の裏、西武の攻撃。
巨人、先発は桑田。キャッチャーは山倉。
不動産で痛い目見たり暴露本書かれちゃったりした、ボールに魂を込める男・桑田と、「巨人はキャッチャーが穴」と言われながら長年ホームベースを守り続けた山倉。
豪華なバッテリーです。
西武、先頭バッターは石毛。
無念のオリックス監督辞任から、現在は四国アイランドリーグ社長へ。頑張って欲しいです。
ピッチャー桑田、第一球、投げました!
156キロ。
第二球、投げました!
158キロ。
松坂、伊良部も裸足で逃げ出す剛速球。
僕は野球に詳しくないのですが、桑田選手もPL学園時代とかジョーブ博士が肘にメスを入れる前とかは、きっとこれぐらいのスピードの球を投げたのでしょう。
リアルです。
桑田、第三球、投げました!
カキン。
石毛、打った、ボテボテのサードゴロ。
普通のゲームならボールに野手を重ねれば捕球できるので、苦も無く処理できます。
しかし、この「スーパーリアルベースボール」は捕球時にAボタンを押さなければボールを取れず、味方の送球をキャッチする時も、やはりタイミング良くAボタンを押さなければならないのです。
しかもゴロはまだ球筋が見えますが、フライはいつ落ちてくるか判別不可能という
サード原、一塁へ送球、1アウト。
以後、ヒットを浴びながらも無得点で抑え3アウトチェンジ。
2回、3回表も動きが無く、3回裏、西武の攻撃。
ランナー1・2塁でバッターは4番清原。
ピッチャー桑田、投げました!
カキン!
打った、大きい、大きい、センター見送った、バックスクリーン、入った!3ランホームラン!!
飛距離、197m。
いやぁ、凄いな、キヨマー。
って言うか、東京ドームってセンターが200mもあるんですね。広いなぁ。
この回はヒットも含め4点を取られた巨人。
4回表も振るわず、4回裏、西武の攻撃。
ピッチャー桑田、投げました!ビュン!
162キロ。
出ました、100マイル越え。
2005年現在、横浜のクルーンが出した159キロがかすむほどの剛速球。
リアルです?
しかし、ここから調子がおかしくなる桑田。
投げても投げても全て低めになりストライクが入らず、フォアボールの連続。
押し出し、押し出しであっという間に11点奪われる巨人。
試合が壊れました。
5回の裏(表の巨人の攻撃は当然、凡退)、西武の攻撃。
巨人の投手、2番手はガリクソン。
総力戦の様相です。
ガリクソン、5回裏は0点に抑えますが、6回裏には早くも疲れが出たのかストライクが入らず、3点を取られます。
7回表、巨人の攻撃。そろそろ西武、先発の工藤を打ち崩したいところ。
しかし、7回に入ってもバンバン157キロを投げる工藤を前に巨人打撃陣も沈黙。
巨人も7回以降、角→鹿取という継投策で無失点に抑えますが、18点取られていては後の祭り。
結局、18対0で西武の圧勝。先発工藤に完封されてしまいました。
いや〜、強いですね、森西武。あまりに強すぎて、ゲームの操作性の悪さにしたくなるほどですが、きっと名将・森監督の采配が良いんでしょうね。
でも、本当の話、スーパーモンキーに比べればはるかにゲームとして成り立っています。
けっして面白くは無いけど。
ご興味のある方は中古ショップで捜し求めてはいかかがでしょうか。
100円以下なら買っても諦めがつくと思いますし。
ちなみにマスク1号は80円で買ってきました。




素人はプロにかないませんってやつです。
ある意味、完全なるシミュレーター。
どうです?慰めになったでしょうか?
守備のカメラがキャッチャーの位置からなせいか確かにフライは取りにくいですね。
独自のゲーム性を確立させているところは流石VAPと言ったところですね(なげやり)。
慰めありがとうございます。
「BIGEGG」「実名」「頭身の高さ」この3つさえ揃えばリアルと言い張れるという事を、このゲームは教えてくれました。
>ぷりんさん
一二塁間、三遊間がザルなので、転がされたらほとんどヒット。しかも外野は、任天堂「ベースボール」の守備を手動でやるような操作感の悪さなので、ただのライト前ヒットが三塁打になる、なんて事も当たり前。
ただ、「ファミスタ」「燃えプロ」には無い新しい野球ゲームの面白さを追求しようとしたVAPの皆さんの情熱は強く感じられます(すてばち)
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